僕秩はてな

才能について考えたりしています。

女の匂いと男の匂いと悲しすぎた現実

 

先月から、「女の子の匂いになれるボディソープ」が話題になっており、僕もいち早く購入した。

 

 


ロート製薬の研究によると、女性には「若い頃の甘いニオイ(SWEET臭)」が存在するとのことで、

"ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭)は、加齢に伴う女性の体臭変化に関して研究を行い、女性には「若い頃特有の甘いニオイ」が存在し、それは年齢とともに減少し、曲り角は35歳付近にあること、その正体は「ラクトンC10/ラクトンC11」という成分であることを見出しました。また、「ラクトンC10/ラクトンC11」は30代以降の女性で減少すること、さらに見た目の印象に対して良い影響を与える可能性があることを示しました。"

 

その「甘いにおい」は

・女性らしさ
・若々しさ
・魅力度

を全てアップする効果があるのだという。すごい。

 

 

さらに驚きなのは、匂いとは無関係に思える「見た目の印象」に対しても良い影響を与える可能性があるという事実だ。「甘いにおい」を持たざる男性としては嫉妬すら感じるすさまじいバフ効果である。

若い女性はこういった効果がデフォルトでかかっているので、魅力で商売するアイドルに若い女性が多かったり、男子高校生より女子高校生の方が圧倒的に検索結果の件数が多かったりするのかもしれない。

一方、僕は男性なので「男性の匂いについてはどうなのだろう?」と考えて調べてみた。女性とタイプは違うが、「強そう」「かっこいい」系のプラス効果があるかもしれない。

そして、調べた結果出てきた2014年の調査がこれだ。

 

 

f:id:dfnt:20190628223330j:plain

実験動物、男性の匂いでストレス | ナショナルジオグラフィック

 

男性の体臭は多くの哺乳類にとって「強い生理的ストレス反応を誘発する」らしい。論文によると実験のネズミはストレスから脱糞した個体もいるとのこと。まさかのうんこ。はっきり言ってマイナス感しかない。

確かに、よく考えると今までの人生で「おじさんの匂い」が好意的に扱われている状況を見たことがない。

 原因を僕らの祖先まで遡って考えると、男性に近づくと縄張り争いや狩りで殺される可能性があるので、「男性の匂いを嗅いだらストレスを感じてその場から離れた種族」が生き残ってきたのだろう。

 

それにしても差がすごい。

ジェンダーによる差異はどんどん平等を目指して進んでいる現代だが、DNAに刻み込まれた本能と深く結びついている「体臭」というジャンルに関しては男性の圧倒的不利感は、未来永劫覆ることがないのかもしれない…。


そう感じながら今日も、勢いで買ってしまったDEOCOを使っている日々である。