僕秩はてな

才能について考えたりしています。

落としたAppleWatchを目の前で逃した話

f:id:dfnt:20180721195043j:plain

先日、AppleWatchを紛失した。

完全に僕の不注意なのだが、その時の状況がSFっぽくて面白かったので記録しておこうと思う。

f:id:dfnt:20180721195851j:plain

その日は横浜でイベントに参加した後、野毛という場所で友人と飲んでいた。

AppleWatchは初代の発売日から使っており、こんなツイートがバズったこともあるのだが、

僕は基本的に腕に何かを巻きつけるのが苦手で、着席時には外して机に置いている。

ところが、その日はテーブルがいっぱいだったので横の棚に置いてしまい、忘れて帰ってしまったのだ。



店から離れた後、時計がないことに気づきiPhoneを確認。
AppleWatch 未接続」と出ているのでカバンやポケットなどの、10m以内には無いことがわかった。

その後、店に戻ってみるとうれしいことにiPhoneの表記が変わった。
AppleWatch 接続済み」と表示されたのだ。10m以内にある!良かった!

さっそく、店員さんに事情を説明して前座っていた席と棚を見せてもらう。既に別の客が飲んでいたので、「申し訳ありません、AppleWatchを忘れてしまいまして…」と謝罪しながら時計を探した。

が、無い。



店員さんが「本当にここで落としたんですか?」と聞くので、iPhone画面を見せ「今、接続済みになっているので、10m以内にあるはずです」と説明し、もう少し探させてもらうことに。

すると、その席で飲んでいた3人の客が突然「帰る」といい出したのだ。

楽しく飲んでいたのを、僕が割り込んで邪魔してしまったのかもしれない。「申し訳ありません。全然飲んでいて大丈夫ですので!」と謝ったが、結局3人組はすぐに会計を済ませ、早々に夜の街に消えていった。


そして、ふとiPhoneを見て驚いた。

f:id:dfnt:20180721202907j:plain



AppleWatch 未接続

に変化していたのだ。


心底ビックリした。
まだ電池は充分にあったし、その場から移動したのは彼らだけなので、たぶん今の3人の誰かが持っていったということなのだと思う。

だとしたら、僕は目の前で犯人と会話していたのだ(!)


ただ、彼らの気持ちになってみると言い出せなかったのも理解できる。
「お、居酒屋にAppleWatchが落ちてる、ラッキー」とポケットに入れることは誰だってするだろう。だがその後に持ち主が現れてしまった場合、なかなか「実はポケットに入れてました」と言い出すことは難しいと思う。

3人が同時に拾ったのであればまだしも、1人がこっそりと拾ったのであれば、告白しなくてよかった自らの罪を、仲間二人にも晒してしまうことになる。今後の3人の関係性にすら影響するかもしれない。


 まとめ  ということで、
技術が発達して位置情報がわかるようになったものの、iPhoneのように単独で音を鳴らしたり、位置情報確認機能がついていなかったため、

「目の前にあるのがわかっているのに、回収できなかった」

という珍しいイベントが起きた僕のAppleWatch。拾った側も、僕が現れた時はさぞドキドキしたことだろう。

発売日からずっと記録していた活動ログが途切れるのは残念だが、

f:id:dfnt:20180721203501j:plain

これも何かの縁だと思って、積極的に次のモデルを購入していきたい。