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好きな言葉を伝えるだけでその絵を書いてくれるAI「Dream」がすごすぎた

好きな言葉を入れるとその画像をAIが自動生成してくれるアプリ、「Dream(iOSAndroid)」が世界で話題になっていたのでさっそく使ってみた。

10分ほど使ってみたのだが、そのあまりの凄さに夢中になり約12時間、1000個ほどの画像を生成していろいろな新境地を見たので、今日はそれを紹介したい。

 

例えば「ドラゴンボール dragonball」と入れるとこんな感じ。

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確かにドラゴンボールっぽい。超サイヤ人がいる。

 

鬼滅の刃 kimetsu yaiba」と入れるとこんな感じだ。

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炭治郎なのか縁壱さんなのか、とにかく鬼滅の刃と呼べる絵である。

 

ドラえもん doraemon」はこれ。

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少し実写のおもちゃっぽさがあるのは、世界に転がっているドラえもん画像がアニメよりもグッズが多かったりするせいだろうか。しかしドラえもんであることに疑いはないだろう。背景の白と黒い点々は漫画や雑誌のページなのかもしれない。

 

他にも試したワードをいくつか。

テトリス

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デスノート death note

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りんごが出現してるのすごい。

 

ハンターハンター HUNER X HUNTER」

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ゴンとクラピカはギリギリ認識できそう。

 

FF7 tifa」

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何度か試したが、ふともも部分が出る回数が多い気がする。

(ティファを知らない方のための参考画像)

B08BHN51FG
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「相撲 sumo」

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だいたいあってる。

 

そしてすごかったのがこれだ。

GUNDAM ガンダム

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この時点で既にガンダムなのだが、このアプリには出力画像のテイストを変更する機能もある。そこで試しに「Synthwave」という派手な色使いのテイストで同じガンダムを描いてみると…

 

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うわー!

こういうパッケージ、あるぞ!

B01BD3NDBU

もうガンダムに見えるのは当たり前のこととして慣れてしまったが、テイストを変えると別シリーズのジャケット写真のようになっているのがすごい。色的にサイコガンダム感もある。

 

上の「synthwave」はちょっとサイケデリック過ぎたので、もう少し絵画調にした「FantasyArt」というテイストがこれだ。

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こういう神話テイストの表紙もあるなぁ…。

B01CZALCMC

 

 

このように、恐ろしい性能を発揮する「Dream」だが、使っていてわかった特徴はこんな感じだ。

 

・少し位置がずれると違和感が出る人間の顔や構造物より、自然の風景が得意
・日本語より英語で入力した方が圧倒的に制度が高い
・違和感という意味では、逆に化け物は得意かもしれない(作例:すもう)

 

そこで、ここからは既存のワードで楽しむだけではなく、もう少し攻撃的アグレッシブな使い方をしてみた。

 

まずは、自然の風景画で同一のテイストを持ち、知名度もあるクリスチャン・ラッセン氏の絵を模倣できないか挑戦してみた。ラッセンを見たことがない方のために参考画像はこんな感じである。

 

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大体の雰囲気はわかっただろうか。

それでは作っていこう。ここからの入力ワードは精度を高めるため全て英語で行う。

 

「A beautiful dolphin is jumping in the glittering sunset. There's a big moon in the sky.」

(美しいイルカが光る夕日の中でジャンプしている。空には大きな月がある)

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うーん、たしかに夕日の中をイルカがジャンプしているが、ラッセンとは言いにくい。むしろ実写に近い気がする。

そこでテイストを先程ガンダムでも使った「Synthwave」に変更して再生成。

 

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あっ、もう近い…!

 

こういうブログでは試行錯誤しないと意味がないのだが、もうかなりラッセンになってしまっている。ただ、ラッセンに比べると空が地味だ。虹を出して、むりやり星も入れよう。

 

「There is a beautiful dolphin in the glittering sunset. There is a rainbow in the sky, lots of stars and a big moon.」

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どんどん近づいている…。

 

システムに文字数制限(100文字)があることがわかったのでジャンプする文言は削除したが、それでもイルカはジャンプしている。空の月は文字数的にカット。

さらにテイストを「Psychic」に変更するなど、もう少し試行錯誤すると・・・

 

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すごいラッセン感。

 

遠目に見るともう見分けがつかない気がする。

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このアプリは同じワードからも毎回ランダムで違う画像を生成するため、何度やってもラッセンっぽい絵が出てくる錬金術を手にしてしまった感がある。

AIはもちろん人間のアーティストの代わりにはならないが、本物の絵を買うお金のない人が、ジェネリックラッセンとしてこの絵を飾っていたとしても、すぐには気づかないかもしれない。

 

と、ここまでが時間をかけて1000枚試した中の1/3ほどである。

この後、更に恐るべき使い方を思いついて未踏の境地に到達したのだが、あまりにブログが長くなってしまうので今回の記事はここまでとしたい。

DreamはiOSAndroid両方のアプリがあるようなので、気になった方はぜひお試しを。

 

※続きを書きました。

モンスターや水着画像にチャレンジしています。

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