最近コンビニで買物をしている時にビニール傘が盗まれてしまい、ひどく落ち込んだ。
有名な対処法として、テプラなどで自分の名前を貼っておくというものがあるが、それでも盗まれたという話を知人数人から聞いたことがある。東京のコンビニはどれだけ治安が悪いのか…。
そんな中、会社で「絶対に盗まれない対処法」をしているカサを見つけたので、今日はそれを紹介したい。
それがこちらだ。
どうだろうか。
一応念のために書いておくが、僕の傘ではない。
布テープに雑な字で「うんこ」と書いてあり、傘からは禍々しい負のオーラが出ている。
これだけ異様なオーラが出ていれば、盗もうとする犯人も直感的に「何らかの危険」を感じて盗むのを避けるだろう。
これを行った者は、普段使う自分の傘が「常時うんこになる」のと引き換えに「絶対盗まれなくなる」という効能を得たのだ。いわゆる等価交換である。
と、通常ならここで話は終わりだが、今回は続きがある。
会社で歩いていると「ヨシナガさん、あの傘はさすがに無いですよ」と言われたのだ。
なぜだか分からないが、あの「うんこ」はヨシナガのカサだという噂が広がっている。
つまり、うんこ傘の所有者は、自らの傘が常時うんこになっているという等価交換のリスクを背負うこと無く、上手に盗まれることだけを防いでいたのだ。なんという手練。
一方、自らの傘がコンビニで盗まれた僕は、肝心の傘を失い「うんこの持ち主」という架空の概念だけが残った。ゼロよりも不利なスタート。これが「カルマを背負う」ということなのだろうか。(違います)
社会は厳しく険しいが、これからも上を見て強く戦って行きたいと思う。